ソフトウェアエンタイトルメントとバックオフィスにおける課題の管理

エンタイトルメント管理による運用の合理化と顧客満足度の向上

ソフトウェア業界の整理統合が進む中、多くのソフトウェアベンダーがソフトウェアライセンス契約の多様性に気付き、バックオフィスからのエンタイトルメント管理に苦慮しています。すべての製品に共通のライセンシング基準が欠如している可能性があり、そのためにソフトウェアライセンスを管理しようとする際にバックオフィスで混乱が生じるのです。また、ほかの会社では、ビジネスの成長に伴って増大する課題に直面しています。いずれの場合も、非効率的なソフトウェアライセンス管理によってバックオフィスが複雑になり、収益性を損ない、カスタマーサービスに悪影響を及ぼしています。

ソフトウェアライセンスは、通常、コンピュータ ID に紐付けされた一意なファイルやキーで構成されています。一般に顧客の注文書、コンピュータ ID、ライセンシングポリシー/条件および使用許諾されるソフトウェアの説明を含む情報一式で生成される必要があります。ライセンシングプロセスを実行する方法と配布するライセンスは、生成するライセンス数、選択するライセンシングポリシーの複雑さ、ライセンシングプロセスをサポートするバックオフィスシステムの能力により異なります。

ベストプラクティス:ソフトウェアライセンス管理を理解する
バックオフィス

ソフトウェアライセンス管理では、より良いビジネス判断を下すのに役立つ貴重なデータの追跡が必要です。専門家は、ライセンシングバックオフィスの実装後にレポート要件を収集するのではなく、事業主と彼らの要件を集めたデータを計画プロセスに含めることを推奨しています。次のようなデータポイントを探します。

  • 製品のアクティベーションまでの平均時間
  • 顧客が使用しているプラットフォーム
  • 最も幅広く使用されているライセンスモデル
  • 顧客の詳細なエンタイトルメント履歴

また、ソフトウェアライセンシング、配布、顧客基盤とのコミュニケーションを扱う方法は、購入ソフトウェアの価格によって大幅に異なります。この情報を追跡するソフトウェアライセンス管理システムを持つことにより、顧客エクスペリエンスを最大限に引き出すことができます。

概して、ソフトウェアベンダーは大口の顧客とは密接な関係を維持します。その関係性と統一小売価格がライセンシングポリシーの実装方法に影響します。たとえば、あらゆる状況で大口顧客の満足度を維持し、コンピュータの故障の際には、ライセンスされていないコピーの利用を許可するのではなく、ソフトウェアライセンシングの再設定をいつでも行える機能を提供したいと願うでしょう。この場合、故障期間中に顧客が一時 (短期間) ライセンスを簡単に取得できることが望ましいです。

一方、比較的安価なソフトウェアのライセンスをあまりよく知らない顧客に 1 日に何百、何千と発行するソフトウェアベンダーがあります。大量/安価なアプリケーションソフトウェアの場合、一人一人の顧客と信頼関係を直接結ぶわけには行きません。コンピュータの故障で顧客がほかのマシンを使用する際には、よりリベラルなライセンシングポリシーが必要です。

経験から言って、この 2 つの極端な例の間には、多くの「グレーな部分」があります。ライセンス生成、追跡、配信のためのバックオフィスを設置する場合には、さらに調査が必要な問題が多数あります。ソフトウェアライセンス管理における悩みの種を解決する最初のステップは、Flexera Software (フレクセラ・ソフトウェア合同会社) の FlexNet Producer Suite for Software VendorsFlexNet Producer Suite for High-Tech Manufacturers のようなソフトウェアライセンシングソリューションの調査でしょう。このような実証済みのソリューションでは、複雑なライセンス状況に幅広く対応する使いやすいバックオフィスを作成することが可能です。