エンタープライズ・セルフサービス・ソフトウェア

エンタープライズ・アプリケーション・ストアを使用してユーザーと IT スタッフの生産性を向上

IT のコンシューマライゼーション

低迷する景気と国際競争の激化により、デスクトップ管理の簡素化、コスト削減、技術革新を実現するテクノロジの導入に対する必要性は過去数年間でますます高まりつつあります。これらに加えて、IT 部門は IT のコンシューマライゼーションという新しい動向にも取り組む必要があります。

家庭におけるデスクトップ、ラップトップ、スマートフォン、スレートの使用の拡張に伴い、法人向けサービスでも、いつ、どこからでも利用可能な一貫性のあるセルフサービスが求められています。運用コストを増やしたり、管理を複雑にしたりすることなく、ユーザーの生産性をサポートするため、IT 部門は増え続けるモバイル、物理および仮想テクノロジに対応し、管理、保証しなければなりません。そのためには、静的なインフラストラクチャベースの IT から、ユーザーとその要件に基づいて常にサービスを編成できるユーザー指向のモデルへ抜本的な転換が必要です。

この転換のため、IT 部門は単発のソフトウェア・リクエストの処理方法の見直しを強いられています。多くの企業では、従業員は書類を記入し、手動による承認プロセスが完了するまで待つ必要があります。承認プロセスが完了し、IT 部門によりソフトウェアがインストールされるまでには、数日から数週間かかる場合があります。ユーザーはもっと簡単で迅速なアプローチを求めています。その理想的なソリューションが、エンタープライズ・セルフサービス・ソフトウェアです。

IT 部門では、一般的に、サポート・チームがソフトウェアのインストールに従来のソフトウェア配布ツールを使用しています。これらのツールは、新しいアプリケーションや大量のアップデートを多数のコンピュータに配布するには適していますが、単発のリクエストを効率良く処理できません。これらのツールを使用した場合、一般的な IT 組織では、1,000 件の単発のソフトウェア・リクエストの対応に 133 時間かかります。

ソフトウェアのセルフサービスにより、多くの IT 組織は単発のソフトウェア・リクエストへの対応に関連する課題を克服しています。ソフトウェア・セルフサービス・ソリューションを使用することで、IT 部門はエンタープライズ・アプリケーション・ストアを設置できます。ユーザーはこのアプリケーション・ストアでオンライン・カタログを参照し、ショッピング・カードに追加してアプリケーションを注文することができます。チェックアウトが完了すると、IT 部門の工数を費やすことなく要求実現とエンタープライズ・ソフトウェアの配布が自動的に行われます。

エンタープライズ・セルフサービス・ソフトウェアのベスト・プラクティス

次の 3 つの主要な分野におけるソフトウェア・セルフサービス・センターのベスト・プラクティスを提供します。ユーザーのセルフサービスソフトウェア・リクエスト管理およびソフトウェア資産管理です。

  • ユーザーのセルフサービス
    ベスト・プラクティスでは、カスタマイズ可能なワークフローと承認管理による堅牢なセルフサービス・アプリケーション・カタログの必要性が述べられています。カタログから注文すると、次の処理を含むエンド・ツー・エンドの要求実現プロセスが自動的に開始されます。このプロセスには、承認の取得、適切なライセンシングの執行、ソフトウェアの配布、インストールの検証、および詳細な監査証跡の維持が含まれます。ユーザーごとにカスタマイズされたカタログにより、ユーザーが求めるソフトウェアを発見しやすくなると同時に、ソフトウェア・アクセスの強力なコントロールを IT 部門に提供します。さらに、複数の言語や通貨に対応しているため、世界各地に従業員を擁している企業でも容易に利用することができます。
  • ソフトウェア・リクエスト管理
    コンテンツの追加、編集、削除にテンプレートを使用すると、オンライン・カタログの保守を簡単に行えます。テンプレートベースのアプローチにより、IT スタッフの生産性が高まります。承認プロセスの管理を柔軟にすることも不可欠です。たとえば、リストの全員の承認が必要な場合、リストの全員、リスト中の 1 名の承認が必要な場合、リストの各レベルで 1 人の承認が必要な場合など、管理者が指定できるようにすべきです。効果的なソフトウェア・リクエスト管理には、リクエストと要求実現プロセス全体に対する可視性が必要です。リクエスト、承認、インストール、購入の完全な履歴は、ソフトウェア・ライセンスと法規制のコンプライアンス目的を証明する監査証跡を提供するとともに、意思決定の改善に役立つ洞察も提供します。
  • ソフトウェア資産管理
    ソフトウェア使用率の最適化には、アプリケーション・コスト、ライセンス総数、使用中のライセンス数、およびソフトウェアのメータリング・データのようなソフトウェア資産情報へのアクセスが不可欠です。たとえば、これらの情報はライセンスの回収と再利用に役立ちます。過剰購入を防ぎ、アプリケーション要求に対し未使用ライセンスを供給する場合に通知を受け取ることができます。

利点

デスクトップ・アプリケーションの配布方法の改善で苦労されている場合は、エンタープライズ・アプリケーション・ストアとエンタープライズ・ソフトウェア配布ソリューションが、求めている解となるかもしれません。アプリケーション・ストアは、馴染みのある、消費者志向のエクスペリエンスを職場の IT サービスに取り入れることで、ユーザーの期待に応えます。さらに、単発のソフトウェア・リクエストでアプリケーションの配布準備にかかっていた IT 部門の数百時間を大幅に節約できます。